たくさん童○がつれた理由
このエントリで一番問題なのは後半から童貞一般に対しての説教が始まる点だ。童貞に対するアドバイスが始まった結果、大量の童貞が釣れてしまった。
「らホテルに誘われた」ときのことについて、付き合ってからまた少し話した。そのとき彼に伝えた内容を書く。彼と同じような立場の人がもしいれば参考にして欲しい。なお、もちろん、あくまで私の個人的な考えである。
引用した文の「彼と同じような立場」というのは、「アラサーの童貞」*1のことである。この文よりあとの文章は増田の彼氏だけでなく、アラサーの童貞一般に向けても書かれていることになる。つまり「増田の彼氏」=「アラサーの童貞」という図式が作られたわけである。
で、アラサー童貞へのアドバイスが始まるのだが
それからこれは強く伝えたのだが、こちとらあなたが女性と付き合ったことがないこともコミュ障なことも、顔があまりかっこよくないことも知っている。それをわかってて好きになったんだから、もっと自信を持って欲しい。別にかっこつけるなと言いたいわけじゃない。私の前でかっこつけようとしてくれるのは嬉しい。たとえばどう見ても奥手なあなたのほうからデートに誘ってくれたり、デートのときにあなたなりに気合い入れてお洒落してきてくれたことは嬉しかった(似合ってなかったけど、まあ普段を考えれば及第点だ)。だけど、あなたらしさを失ってしまったらそれはもうあなたじゃないということはどうかわかって欲しい。
ここで太字で強調した部分がアラサー童貞の心を逆撫でする。
「コミュ障なことも、顔があまりかっこよくない」「似合ってなかったけど、まあ普段を考えれば及第点だ」
この2文は「増田の彼氏」に対する言葉だ。ただ、先に述べたように「増田の彼氏」=「アラサーの童貞」という構図が作られている以上、この言葉は「アラサーの童貞」にも刺さる。
要するに、彼氏に対するアドバイスと、アラサーの童貞に対するアドバイスが同時並行で進み、彼氏への批判がアラサーの童貞への批判として機能したので、大量のアラサー童貞が釣れてしまったのだ。
で、大量の童貞が釣れたのは増田が悪い。
そもそも、童貞の彼氏がいるから、童貞一般にアドバイスできるという発想が間違い。「彼と同じような立場の人がもしいれば参考にして欲しい。」という一文は蛇足。
童貞全部が増田の彼氏みたいにいきなりホテルに誘ってセックスしようとするわけじゃないし、ブサメンなわけでもない。
童貞を一人知っているからといって、童貞全てについて語ろうというのは強引
それなのに、彼氏と増田の間の個人的な体験を、童貞全体へのアドバイスとして書いた
仮に「コミュ障なことも、顔があまりかっこよくない」という記述が無かったとしても、そもそもサンプル数1で童貞全体に対してアドバイスをしようとしている時点で、「上から目線」なんじゃないのか
増田の個人的な体験なら、個人的なままにしておけばよかったのに
わざわざ一般化する必要はない
とにかく自分の体験を一般化して見知らぬ大勢にアドバイスするのはやめてくれよ、と言いたい。
自分が言いたいのはこんなところ
おしまい
*1:厳密にいうと「気になる異性をデートに誘おうとするアラサーの童貞」であるが、どんな童貞にも気になる異性が現れる可能性があるので、ここでは童貞一般と言って差し支えない